← 記事一覧へ実体験

第39話:不動産投資を始めるには、まずお金を貯めることから

不動産投資は、借入を使って大きな資産を動かせるのが魅力です。

ただし、誰でもすぐに始められるわけではありません。多くの場合、最初にまとまった自己資金が必要になります。

多くの場合、まとまった自己資金が必要になる

先日、管理会社の担当者と話をする機会がありました。昔と比べて物件価格が大きく上がっており、サラリーマンが初めて投資用物件を購入する際に必要な頭金の目安は、新築アパートで約2,000万円、中古アパートでも約1,500万円ほどになることもある、とのことでした。

もちろん、必要な自己資金は物件価格、金融機関、本人の収入や資産状況によって変わります。それでも、給与だけでこれだけの資金を用意するのは簡単ではありません。

だからこそ、不動産投資を始める前の「お金を貯める段階」がとても重要になります。

まずは支出を見直す

手元のお金を増やす最初の一手は、無駄な支出を削ることです。

効果が大きい項目としては、保険・車・家・通信費の4つが代表的です。

保険

保険は、加入前に勤務先の保障内容を確認することをおすすめします。

会社や組合の制度によっては、死亡時などに一定の保障が出るケースがあります。私自身も勤務先の制度を確認したうえで、民間の生命保険には加入しませんでした。

聞きにくければ、組合窓口や人事担当に問い合わせると教えてもらえることが多いです。

都市部に住んでいて電車が使えるなら、車を持たない選択もあります。

必要なときだけレンタカーやカーシェアを使えば、十分まかなえる場合もあります。車を保有すると、駐車場代、保険、税金、車検、燃料代などがかかります。

特に都市部では、年間で数十万円から100万円近くになることもあり、見直しの効果は大きいです。

私は、ずっと賃貸という選択をしました。

1人のときから家族向けの大きな家を購入する必要はありません。家族構成が変われば、必要な広さや住みたい場所も変わってきます。

そう考えると、賃貸の方が柔軟に対応できます。

通信費

通信費も見直しやすい支出です。

今は格安SIMでも、普段使いなら十分な場合が多く、毎月の費用を抑えやすいです。

もちろん、場所や時間帯によって通信速度に差が出ることはあります。それでも、動画視聴やSNS、メール、検索が中心であれば、大きな不便なく使える人も多いと思います。

副業で収入を増やす

支出を削るだけでなく、空いた時間を使って副業で収入を増やすことも有効です。

本業以外の収入源を持つことは、お金を貯めるスピードを上げるだけでなく、自分のスキルや視野を広げることにもつながります。

最初から大きく稼ぐ必要はありません。月に数万円でも、長く続ければ大きな差になります。

お金が貯まってきたら投資を始める

ある程度まとまった資金ができてきたら、少額から投資を始めるのも選択肢です。

最初のステップとしては、NISAを使った全世界株式インデックスファンドなどが検討しやすいと思います。少額から始められ、長期で資産を育てていく考え方と相性がよいです。

ただし、投資である以上、元本割れのリスクはあります。短期で増やそうとせず、長期・積立・分散を意識することが大切です。

不動産投資に興味があるなら、REITも選択肢のひとつです。

時期や銘柄によっては、分配金利回りが5%前後のREITもあります。ワンルームマンションに1,000万円を使うよりも、REITに投資する方が、手間を抑えて分配金を受け取る体験ができます。

もちろん、REITにも価格下落や分配金減少のリスクはあります。それでも、不動産投資の感覚をつかむ入口としては使いやすいと思います。

まとめ

やること 具体的な行動
支出を減らす 保険・車・家・通信費を見直す
収入を増やす 副業で稼ぎを積み上げる
投資を始める NISAで全世界株式、REITも検討する
勉強を続ける お金を貯めながら不動産知識を磨く

不動産投資を始めるまでの道のりは、長く感じるかもしれません。

しかし、支出の見直し、副業、少額投資を組み合わせていけば、着実に前進できます。

くれぐれも無理は禁物です。

焦らず、自分のペースで進めていきましょう。


※本記事は情報提供を目的としたものであり、個別の投資判断・税務判断を保証するものではありません。投資には元本割れ等のリスクがあり、最終的な判断はご自身の責任で行ってください。実際の投資・税務・保険の見直しにあたっては、金融機関・税理士・ファイナンシャルプランナー等の専門家にご相談ください。

関連記事: